2015年6月24日,KADOKAWAとグリーエンターテインメントプロダクツ,ホビージャパンの3社共同開発による新作トレーディングカードゲーム(以下,TCG)「銀鍵のアルカディアトライブ」(以下,銀トラ)を,広くプレイヤーに向けてお披露目する「プレミアムビギニングライブ」が,東京・六本木のニコファーレで開催された。
2015年6月10日に発表されたばかりの本作は,業界初の“スマートフォンとの完全連動”を謳うTCGで,ローカル対戦を含むすべての戦績がオンライン上に記録され,それによってイベントが発生するなど,プレイヤー参加型コンテンツに力が入れられているのが最大のウリとなっている。
本稿では,実際にゲームに触れて遊ぶ事ができた“第1部”と,“銀トラ サポーターズ”の面々(林勇さん,みるきぃぬさん,松下 唯さん,大河内卓哉さん)らをゲストに招いてゲーム紹介や実況プレイが行われた“第2部”の模様を,明らかになった情報を中心にお伝えしていこう。実際のプレイフィールなども,合わせて掲載しているので,いったいどんなゲームなのかと気になっている人は,ぜひ最後まで読み進めていただきたい。
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■2勢力に分かれて勝敗が競われた「グラン・アポカリプス」前哨戦イベント
先にお伝えしたとおり,今回のイベントでは実際にゲームを体験できた第1部と,ゲストを招いてゲームの紹介が行われた第2部に分かれていたのだが,まずは新情報が明らかとなった第2部の内容から紹介していこう。
初公開となるオープニングアニメーションの上映からスタートした第2部では,まず
会場では,この「グラン・アポカリプス」の前哨戦として,「サン=イルタルス会戦」と名付けられた対決イベントが行われた。登壇者を含むイベントの来場者全員が「S∴F∴S∴」と「朧月魔術学院」の勢力に別れて勝敗を競うという趣向だ。
イベントでは接戦の末「朧月魔術学院」側の勝利となったが,この前哨戦は,実は正式サービス開始前日の9月9日まで続くことが明らかに。今回の結果のみならず,期間内に行われる体験会やイベントでの対決がポイントとして加算され,それの結果によって最終的な勝敗が決まるとのことで,会場では惜しくも敗れた「S∴F∴S∴」側にもチャンスは残されている。
■読み合いが熱い「銀トラ」。スマホと連動したメカニクスに注目
ステージに先んじて行われた第1部の事前体験会では,筆者も実際にゲームを遊ぶことができたので,プレイフィールをお伝えしていこう。
プレイして筆者が感じたのは,バトルにおける読み合いの熱さだ。
処理の順番としては「バトルステップ」→「シールドステップ」の順なので,攻撃側は相手の防御を予測して,攻撃の仕方を考える必要がある。対して防御側は相手の攻撃を見てから,それを防ぐ(シールド召喚する)かどうかを決めればいい。
■■チャージについて
いわゆる超必殺技にあたる「ファイナルイクエイション」も,駆け引きをより深くする要素だ。これを繰り出すには,E.F.Gゲージを溜める必要があるのだが,このゲージは被ダメージによって蓄積されるため,ときには「あえてダメージを受けたほうが良い」という場合も出てくる。
スマホアプリがランダムに発生させる「スクリプト」の効果も面白い。効果は選択したメイガス(プレイヤーキャラクター)によって異なるが,いずれかのスクエアのユニットのパワーが上昇したり,チャージが追加されたりといった,“場を動かす”要素となっていて,対戦に緊張感を与えてくれる。
TCGプレイヤーが気になるであろう,コストに対する能力比率もよく練られている。
ほかのTCGの感覚で考えると,数値設定に違和感を覚える人もいるだろうが,実際に遊んでみると妥当に感じられる。最初は筆者もいぶかしんだクチだが,スマホアプリとの連動要素と合わせて,制作者側の考えが伝わってくる気がした。
なお,先の発表イベントにおいて紹介されていたメイガスの成長要素については,今回のイベントでも明らかにはされなかった。基本システムが分かってきた分,どうしても気になってしまう部分だが,ここは続報を待つしかないようだ。
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