採卵のニホンライチョウがふ化 富山の動物園
富山市の動物園「富山市ファミリーパーク」は27日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の飼育を始めるため、北アルプス乗鞍岳(長野、岐阜両県)で採集した卵のうち一つがふ化したと発表した。
同園によると、ひなは26日午前10時ごろから卵の殻をつつき始め、27日午前1時半ごろにふ化した。茶色の羽毛に覆われ、体重は18グラム前後とみられる。性別は分からず、半年ほどで羽毛の色から判断する。飼育を優先させるため、公開する予定はない。
ニホンライチョウは本州中部の高山帯に生息する。推定2千羽弱で、個体数は減少しているとみられる。
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渡都 俊恒
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