長谷川博己、待望の主演映画公開に感慨深げ「これからもラブ&ピースを持って」 | ニコニコニュース

初日挨拶に登壇した長谷川博己、麻生久美子ら
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俳優の長谷川博己が主演の映画「ラブ&ピース」が6月27日、全国45スクリーンで初日を迎えた。園子温監督が25年ほど前に脚本を書き上げていた念願の企画。長谷川は共演の麻生久美子、西田敏行、マキタスポーツと東京・TOHOシネマズ新宿で舞台挨拶に立ち、「撮影から1年半がたってようやく公開され感無量。これからもラブ&ピースを持って生きていきたい」と感慨に浸った。

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拾ったカメにミュージシャンになる夢をかなえてもらうサラリーマンという役どころで、「地獄でなぜ悪い」に続き主演起用した園監督は「カメレオン役者なので、いろんな芝居ができる。振り幅が広いから役に適している」と太鼓判。だが、劇中で披露する歌やギターは未経験だった長谷川は「何とか練習したが、監督がなかなか曲を作ってくれず、何度も家に押しかけた」と明かした。

ヒロインの麻生は、「今までで一番地味な役で、撮影中に新しい発見をしてすべてが勉強になった。個人的にも子どもに見せたい」と満足げ。園監督からは"笑顔禁止令"が出ていたそうで、新境地に自信をのぞかせた。

映画に通底するテーマに絡め「愛(ラブ)とは何?」というお題には、長谷川が「ビートルズの『愛こそはすべて(All You Need Is Love)』のとにかく自分自身でいればいいという歌詞がパッと浮かんだ」として、「すべてさ。」とフリップで回答。麻生は「与え続けること」としたため、「愛は一方通行でもいい。なんか普通ですいません」と照れていた。