この時期は、キンキンに冷えたビールが最高! しかし、夏の間の消費量は凄まじいものだが、涼しくなってくると途端に飲む機会が減ることも……。冷蔵庫の奥に、だいぶ前に買った缶ビールがまだ眠っているという人もいるのではないだろうか。
「教えて!goo」にも、「賞味期限が過ぎたビールは、開けても大丈夫ですか?」という質問が投稿されていた。
実際に筆者も古くなったビールを開けたことがあるが、特に問題は起こらなかった。さすがに飲む勇気はなかったのだが、賞味期限の切れたビールを飲んでも、身体には影響はないのだろうか。アサヒビールに伺った。
■味は落ちるが、飲んでも問題なし
「賞味期限とは、風味、成分、外観といった商品のすべての品質が十分に保たれている期限のことです。当社では厳しい基準で保存試験を繰り返しており、その結果をもとに賞味期間を設定しています。ですから、賞味期限を過ぎたらすぐに飲めなくなってしまうことはありません」(アサヒビール)
賞味期限を過ぎてしまったとしても、未開封であれば特に身体への影響はないらしい。
「でも、ビール(発泡酒)は新鮮であればあるほどおいしいので、賞味期限内であってもなるべくお早めにお飲みください」(アサヒビール)
とのことだが、どうしても飲みきれない場合も……。そこで、余ったビールを有効に活用するはないのかについても聞いてみた。
「漬け物のぬか床に入れたり、天ぷらの衣、煮物などにビールを加えるなど、工夫されている方もいらっしゃるようです。お料理にお酒やみりんを使用するのと同じ様な理由です。ビールには良質のたんぱく質も含まれています。天ぷらの衣の場合、ビールに含まれている炭酸ガスによって、天ぷらを揚げる時の熱で、炭酸ガスが衣の中で遊離してたくさんの泡が発生し、その泡が膨張して衣はサクサクとした状態となります」(アサヒビール)
聞いているだけで、とってもおいしそう! 完全にガスの抜けたビールは使えないが、飲み残しのビールなら炭酸ガスを含んでいる間に利用すると良いのだとか。
みなさんのお宅にも余ったビールがあるのなら、ぜひ活用してみてはいかがだろうか? (酒井理恵)
教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)