JAF、FIAが提唱しマツダが協賛するMazda Women in Motorsport Project 2015。
この活動は世界的に広がっていますが、日本では今年のWEC第3戦ルマン24時間レースで日本人最高位の総合14位で完走した井原慶子さんがアジア代表委員として活動されています。
そのMazda Women in Motorsport Project 2015から早くも2名の女性ドライバーが、スーパー耐久シリーズ第3戦 富士SUPER TECでデビューを果たします。
今回Bドライバー登録されたYuri Hayashi さん。これまでもポルシェGT3カップに参戦するなど、ハイスピードカテゴリーで活躍し、Mazda Women in Motorsport Project 2015のトレーニングでも好成績を収めていたとのこと。
そしてCドライバー登録には小松寛子 さんが名を連ねます。小松さんはロードスターパーティーレースで活躍し、彼女もトレーニングでの好成績が認められての参戦です。
彼女たちがドライブするマシンは、昨年スーパー耐久ST-5クラスでシリーズ3位となったTeam NOPROのデミオ。車名を一新し「ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオG」としてゼッケン117番で登場します。
彼女たちをサポートする重大な役目を担うAドライバーには、今年のニュルブルクリンク24時間レースにも出場した関 豊選手が参加します。
6月4日に富士スピードウェイで行われたテストでは谷川達也選手も駆けつけ、女性ドライバーのお二人にアドバイスを授けます。また、耐久レースということで、勝負のポイントにもなりうるドライバー交替の練習も念入りに行われました。
テストの日には井原慶子さんもアドバイスも授けます。
井原慶子さんにMazda Women in Motorsport Project 2015でスーパー耐久に参戦する意味をうかがいました。
「2時間以上をレースとして走行できるというところに大きな意義を感じます。そして夏のレースということで体力の維持や疲れない呼吸方法など、女性がレーシングドライバーとして参加するためのノウハウを実践的に活かしていけるというのがスーパー耐久の8時間レース。過去2回(レース前にもう1回トレーニングを行うので計3回)のトレーニングで、私がルマンなどで会得した女性ドライバーならではのノウハウを全て伝え、それを彼女たちが活用してくれることで8時間を走りきれれば、彼女たちにとっても大きな自信につながると思います」
彼女たちも参戦するスーパー耐久シリーズ2015 第3戦 富士SUPER TEC。8時間という長丁場でどういった活躍を見せてくれるのでしょうか。レース開催日は7月4、5日、富士スピードウェイで開催です。
関連リンク:Mazda Women in Motorsport Project 2015
http://www.keikoihara.com/mazdawim2015.html
(写真・文:松永和浩)
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