アイドルグループ「乃木坂46」の初のドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」の完成披露上映会が6月28日、都内で行われた。
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キャプテンの桜井玲香をはじめ白石麻衣、生駒里奈ら「十福神」のメンバーのうち9人が上映後に舞台挨拶。「AKB48」の公式ライバルとしてデビューし、今年が4年目。白石は「デビューからのことがすべてギッシリ詰まっていて、ポイントでは胸がギュッとなる。つらいこともたくさんあったけれど、映画を見るとあらためて全部を乗り越えて頑張ってきたからこそ今があると感じた。声は震えているけれど泣きませんよ」と笑顔をアピールした。
グループのミュージックビデオを手掛けている丸山健志監督が、「彼女たちが乃木坂に入る前後でどう変わっていくか。アイドルから少し離れ、1人の女の子との接し方を意識した」という思惑通り、急きょ撮影したプライベート映像も満載。故郷の秋田に帰省し、地元のショッピングモールを訪れた生駒は、「顔が秋田に戻っていて、人様にお見せできるものではない。いつもは地元では引きこもっているので、同級生のお母さんに声をかけられ新鮮でした」と照れながらも、満足げだ。
メンバーには知らせず、それぞれの母親のインタビューも撮り、女優・西田尚美のナレーションで挿入。そのことに話題が及ぶと、生駒は「母と一緒に見たんですけれど、(実家で)私の食器を出せなくなったという話を聞いたら…」と話した途端に号泣。「泣かないつもりだったのに…。応援してくれているのは分かっていたけれど、私を心配させないように母も闘っていたんだということを知ることができたので」と声を詰まらせ、感慨に浸っていた。
「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」は、2011年8月のデビューから密着した映像に、十福神のメンバーを中心にオーディションを受けた理由やそれぞれが背負ってきた思いや悩みなどを赤裸々に語る映像で振り返る。7月10日から全国で公開される。