水俣湾周辺、カサゴに水銀2倍超 環境省「健康影響ない」
水俣病の発生地である水俣湾(熊本県水俣市)周辺で、総水銀濃度が国の暫定規制値(0・4ppm)の2倍を超すカサゴが確認されたことが27日、分かった。調査した環境省国立水俣病総合研究センターは「健康に影響はない」と説明している。周辺の海底ヘドロは25年前に汚染対策が完了しており、現在も高濃度の魚が生息している原因を調査する方針だ。
センターによると、カサゴは、水銀の濃度が比較的高い海底にすむゴカイやカニを餌にしており、水銀が蓄積された可能性があるとみている。「一般的な生活で食べる分には健康に問題はない」という。
あき
お隣かもな
oekaki
水銀を濃縮した魚類や節足動物の死骸を分解する微生物が食べられ、生態的に閉じたプールが存在するのかも