ディープキスはエロティックで官能的な一方、「唾液が気持ち悪い」とか「ベトベトして嫌」など否定的な意見が特に女性側に多くあることも事実です。しかも「なんだか菌が移りそう……」と懸念するように、実際にディープキスで大量の菌を互いに交換していることが、研究で実証されました。
ディープキスは、本当に不衛生なのでしょうか?
■10秒のキスで8千万の菌が移動
ここで、オランダの微生物博物館と研究機関の調査員が21組のカップルに対して行った、ディープキスに関する実験の結果をご紹介しましょう。
パートナーの一方に乳酸菌やビフィズス菌など特定の菌を含むドリンクを飲んでもらい、カップルでキスをしたのち、ドリンクを飲んでいない方にその菌がどのくらい移動したか検査。すると、ドリンクを飲んでいない側の口内において、乳酸菌などの特定の菌数が3倍になったのです。
この結果から、10秒間のキスで8,000万個の菌がパートナーの口へ移動すると算出されました。また、キスの頻度が多いカップルほど、口内の菌の種類がパートナーのそれと似てくることも判明。1日に9回以上キスをするカップルは、唾液に含まれる菌のほとんどを共有していることもわかりました。
■菌の交換で免疫力アップ!?
私たちは「菌」と聞くと、不潔で害のあるものとすぐにイメージしてしまいますが、そもそも人間の体内には100兆個もの菌が存在し、口内には700種類の菌がいるとされています。そして、それらが食べ物の消化や病気の予防など、さまざまな面で活躍しているのです。
過去記事「顔の上でも“悪玉菌vs.善玉菌”の戦いが!悪い菌を増やさない掟」でも紹介したとおり、腸内に善玉菌と悪玉菌がいるように、顔や体の皮膚の上にもさまざまな菌が存在しているのです。
だから、キスで8,000万の菌が移ると聞くと、膨大な数のような気がしますが、体全体の100兆個から比べれば、決して多すぎるということではありません。カップルで菌を交換することで免疫力が高まるという考え方もあります。
とはいえ、キスによって菌がカップル間で行き来することは確かなこと。もし一方が風邪をひいていたり、体調が悪いと思ったら、キスは控えたほうがいいかもしれませんね。
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