米Googleは26日(現地時間)、2015年末をもって「Eclipse」と「Ant」によるAndroid開発のサポートを打ち切り、以後は同社の開発する統合開発環境「Android Studio」への一本化を本格的に推進する計画を発表しました。
オープンソースの統合開発環境(IDE)として世界的な人気を誇るEclipseにおいて、「Android Developer Tools(ADT)」と呼ばれるプラグインを利用してAndroid関連のソフトウェア開発を行うという手法は、開発者の間では現在最もメジャーな開発手法の1つです。また同様に、Javascriptベースのビルドツール「Ant」を用いた開発も、根強い人気を誇ります。
しかし今回Googleは、2015年末をもってそれら2つの開発環境へのサポートを終了し、以後はAndroid Studioのみをサポートしていくことを明言。ただしEclipse向けのADTに関しては、サポート終了後もEclipse Foundationの運営するオープンソースコミュニティ内において存続し続けることになる模様です。
なお、それに合わせて、現在Googleによって ”スタンドアロン型” の開発ツールとして提供されているシステムや機能も、今後数ヵ月間をかけてAndroid Studioに統合されることになるとのこと。また、現在利用している開発環境からのプロジェクト移行の作業も、スムースに実行可能なことが強調されました。