「ルビーの指環」「赤いスイートピー」など、日本歌謡史に残るヒット曲を生み出してきた松本隆氏(65)の作詞活動45周年を記念して制作された『松本隆 作詞活動四十五周年トリビュート「風街であひませう」』(6月24日発売)が初週8588枚を売り上げ、7/6付週間アルバムランキング10位に初登場した。
過去に作詞・作曲家のトリビュートアルバムがTOP10入りしたのは、『服部良一 ~生誕100周年記念トリビュート・アルバム~』(2007年10月発売=最高10位)、『歌鬼(Ga-Ki)~阿久悠トリビュート~』(08年7月発売=最高10位)の2作のみで、史上3作目の快挙となった。
本作は総合サウンドプロデューサーに鈴木正人(Little Creatures)を迎え、安藤裕子、小山田壮平&イエロートレイン、草野マサムネ(スピッツ)、クラムボン、斉藤和義、手嶌葵、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)、ハナレグミ、やくしまるえつこ、YUKIが参加。スペシャルトラックとして、松本がかつて所属し、72年に解散した伝説のバンド「はっぴいえんど」が残した未発表曲「驟雨(しゅうう)の街」を細野晴臣(B)、松本(Dr)、鈴木茂(G)で新たにレコーディングして特別収録した。
完全生産限定盤のボーナスディスク『風街でよむ』には、広瀬すず、有村架純、薬師丸ひろ子らさまざまな俳優・アーティストが松本の歌詞を朗読するポエトリー・リーディングを収録。公開中の映画『海街diary』の是枝裕和監督がディレクターを務めた。