“白目漫才”で人気急上昇中のお笑いコンビ・ピスタチオ(伊地知大樹・小澤慎一朗)が30日、都内で行われた映画『呪怨 −ザ・ファイナル−』大ヒット“怨念”(御礼)イベントに出席。小澤は全身白塗り&白のブリーフパンツという“俊雄くんスタイル”で登場した。先日、「M-1グランプリ2015」にエントリーしたことについて振られた二人は、「あっ、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストだと思っていた。撤回した方がいいのかな」と笑いを誘った。
元ホストという経歴を持ち、イケメン(?)とひそかに話題の伊地知は「ジュノンならグランプリ間違いない」と豪語。女子力が高いといわれている小澤も「今か今かと我々の美しさを寝かせていたのに……やっちゃった。撤回した方がいいのかな」と本気モードで後悔をにじませた。
しかし、「仕事量は10倍じゃきかないくらい増えました。(周囲に面白さが)気付かれたのは3月。今は求められている」と自負するピスタチオにとって、M-1出演はその実力を見せつける絶好の機会。小澤は「正統派は頑張ってくれればいい。真っ向からぶつかっても勝てるわけない」と諦めの色も見せつつ、伊地知も「ファイナルはこういうの(ビジュアル系)は基本一枠しかないので、驚異の新人や素人を呪いたい」と本作に絡めたコメントでやる気をアピールした。
この日、1日限定で「ピスタチ怨」と改名し、劇中に登場する呪いの根源である伽椰子と俊雄と共に登壇したピスタチオは、本作をモチーフにした新ネタを披露。全身白塗り&白のブリーフパンツという“俊雄くんスタイル”で現れた小澤は、「普段から美白に関してはこだわり強く持っていますので、自然とこういう色になりますよね」と意外にもこのスタイルを気に入っている様子。同じくパンツ一丁の俊雄と見つめ合いながら、「お兄ちゃん」「俊雄……?」とただならぬ兄弟愛も見せつけ、会場を沸かせた。
本作は、ハリウッドでリメイクもされた人気ホラー『呪怨』シリーズ最終章。失踪した小学校教師の妹・結衣(佐々木希)の手掛かりを得るため、“佐伯俊雄”の居場所を捜索する姉・麻衣(平愛梨)の周りで起き始める不可解な事件と、呪いの鎖の壮絶な“終わり”が描かれる。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『呪怨 −ザ・ファイナル−』は新宿バルト9ほか全国公開中