目指すもなにも、アイドルになろうとしてないって?
でもでも、アイドルにはお手本になりそうな部分がたくさんありますよね。
昭和のアイドルはなんとなく姫っぽい。高嶺の花的存在で、かわいくて、ちょっとおぼこくって、「ザ・(希望的観測)女の子」って感じがします。
体型がぽっちゃりしてる人が多いのも、今とはまたちがうよさですよね。
元気な感じが売りの小泉今日子さんが「なんてったってアイドル」を歌っていた頃この世に生を受けた私ですが、かわいくて知性的で、今もおちゃめでかっこいいキョンキョンは憧れる女性のひとりです。
あとはなんといっても聖子ちゃん。世代じゃなくても聖子ちゃんのあどけなさの残るかわいさと、歌声と名曲の数々、知らない人を探す方がむずかしそう。
当時のアイドルが歌う曲の、控えめで慎ましやかで、でも内面には熱い想いが……という雰囲気も、女の子の理想型かもなぁなんて思います。
平成のアイドルはなんといっても元気!
そしてジャンル分けができないほどになんでもアリ!
昭和のアイドルは天然的にかわいいことが第一条件という印象がありますが、今はかわいさも努力で手に入れるもの。
お化粧やキャラクター、それらをひっくるめたがんばる姿を見て「かわいい!」「応援したい!」とわたしたちもなるのかなぁと。
それにかわいいアイドルにもコンプレックスがあることは、一般の女の子の自信にも繋がりますよね。
すごい人たちだけど遠すぎない距離感、それからアイドルの多種多様性にも、女の子たちは励まされるのかなと思います。
昔も今も、その時代の女の子のかわいさをぎゅぎゅっと凝縮したのがアイドルだけど、なによりみんながんばりやさんだってことが彼女たちの輝きの根源ですよね。
若さやかわいさでキラキラ輝けるのは長い人生の中の一時かもしれないけど、その精神こそ見習うべきものなのかもしれないな、と思いました。
昭和のアイドルも平成のアイドルも大すき!
文・イラスト/MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)
(OFFICE-SANGA)