市長。それは、君が見た光。
今日もせっせと記事作りに励んでいる編集部・和保くん。彼には1つの野望がありました。ギズモードの編集長になること？ 会社の社長にまで上り詰めること？ ノンノン。実は、もっと大きな野望だったのです。
和保「いつか手にしてやる...この街を！ それもリーガルな方法で！」
そうなのです。和保くんの願いとは、街の市長となって君臨すること！
いやあ。なんて大それた願いなんでしょうか。短冊に書いたところで、織姫も彦星も困り果ててしまいそうです。マニフェストといっても実際にはどうするのさ。子供に優しい街にしたいの？ それとも企業誘致重視？
和保「その勉強ができるスマホゲームがあるんですよ。『SimCity BuildIt』が！」
和保「この日本…世の中を変えたいからですね！ 市という行政全体を司るのが市長でしょ。予算配分とか街作りとか。清く正しく美しいマニフェストがあれば、僕だって！」
やる気は満々のようですね。ところで「SimCity BuildIt」ってどんなゲームなんでしょうか。
スマホで遊べる本格街作りゲーム「SimCity BuildIt」
1989年に箱庭的街作りシミュレーションゲームとして登場したシムシティ。工場をたくさん作ると地価が上がるけど公害になりやすいなど、「ここはいいところだね！」という街作りを目指すのが面白かったシリーズ。その最新版がiOS／Androidスマートフォン用にリリースされています。
キーポイントは道路と住宅、産業となる工場と電気・水道といったインフラ整備。「SimCity BuildIt」はイチから街作りを行うシナリオゆえに、市民が少ないときの対処、多くなってきたときの対処など、さまざまなシチュエーションにおいての最善手を求められ続けます。
ご覧のようにグラフィックがとってもきれい！ ズームするとシム（市民）が歩いていたり、車に乗っていたりするのがわかります。みんな、この街で暮らしているんだなというのが伝わってきますね。
ゲームだからこそバランスのいい街作り戦略を学べる。その中から、多くの支持を集めるマニフェストも見えてくるというもの。うまくいけばちょっとくらい税金が高くても「引っ越したい！」と思える人も集まってくるかもしれません。なるほど、勉強の場としては確かにいいのかも。
さっそく新米市長として、現場で揉まれてもらいましょう
道を作り、住宅を作り、市民を誘致。市民が少ないうちは楽勝です。かっこいい道路を作りたい気持ちもありますが、住んでいる人、そしてこれから住まう人の満足度を上げる＝税収を増やすのが目的なのですから、遊びすぎはいけませんね。
和保「市民が増えると、苦情がいろいろ出てくるんですね。しかし、それなりに立派な家があるというのに、まさか水道がなかったなんて」
最初のうちは井戸ベースでも仕方ないのかも。でも電気と上水道、下水道の整備は住みやすい街作りに欠かせません。タイミングを見計らってこれらのインフラ、整えましょうね。
和保「近くに工場があるって苦情がきた。なんでよ、通いやすいようにと誘致したのに」
工場をアップデートしていくと排気もキレイで騒音も下がって、あまり苦情がこなくなるんですけどね。最初に作れる工場だとみんな「キツイ」「キタナイ」「キケン」なイメージを受けちゃうのでしょう。工場または住宅を長タップすると他の場所に動かせるので、満足度が大きく下がらないうちに対処しましょう。
和保「公園の近くに引っ越させたらすごく喜んでるみたい。なるほど。周囲の環境も含めた上での街作りが大事なのか！」
他にも役所や病院、警察署の近くにある住宅は満足度が上がり傾向になります。安心して住める環境だと土地としての評価も上がるから、市民としても納得できるんでしょうな。
和保「ダニエルって人の市に視察にこないかと言われて覗きにいったら、なんだこれ、先進的すぎるぞ！」
さすが26万人都市。多くの人が気持ちよく住める街作りをしているんですね。このようにユーザー同士でお互いの市にいったりきたりできるのが「SimCity BuildIt」のポイント。この街並みいいな、と思ったらどんどん真似しちゃいましょう。先人のいいところを学ぶのも大事ですから。
和保「アイテムがもらえた。やったー！」
他の市の視察をしているとき、表示されたアイコンをタップするとお土産をもたせてくれるんですよね。この点からも親善都市はいっぱい作ったほうがGOOD！
和保「貿易センターっていうのは、特産品の販売会場か」
他の市の貿易センターをタップすればその市の生産した資材やアイテムが買えるし、自分の市の貿易センターをタップすれば工場などで作ったアイテムを登録して売りに出すことができます。作りすぎたアイテムはどんどん売りに出せば、市が潤うってことになりますね。
和保「なんなんだDr.ブーって野郎、俺の市に災害を呼び寄せやがった！」
レベルが上がってくるとマッドサイエンティスト絡みのイベントも起きちゃう。Dr.ブーが呼びこむ災害は、隕石落下や、竜巻、そしてUFO襲来など、恐ろしいモノばかりです。
しかしここは市長のウデの見せどころ。ちゃちゃっと災害を解決して、市民から支持を得ましょう。
なお貨物船で特産品を出荷したり、Dr.ブーが引き起こす災害チャレンジをクリアしたりすると、黄金の鍵というレアアイテムが入手できます。
このアイテムを集めると、バスターミナル（公共交通機関）や小学校（教育機関）といった、いい街作りに欠かせない施設や、遊園地に姫路城（!?）なども作れるようになります。街の魅力を高めるために黄金の鍵は必需品。なお災害チャレンジ時、シムたちは避難している様子（修復するとすぐにもどってくる）なので一安心ですよ。
自信はついた。選挙に立候補だ
ってほんと!?
和保「ほら見てくださいよ、僕の街を！ タワーマンションもバンバン建てましたし、海辺も一大リゾート地として作り上げました！ 苦情がきやすい施設はエコなものに建て替えしましたし、道だって立派な4車線道路ですよ」
おーー！ これは確かに綺麗でいい街だ。セレブな都市じゃないですか。しかしゲームではうまくいってるみたいだけど…マニフェストはどうするの!?
和保「この日本…世の中を変えたい！でいきます。後は僕の人となりを見てもらえれば大丈夫！」
和保「僕がいれば大丈夫！ みんなついてこい！」
和保「この市を日本最高の行政区にしてやるから！」
一抹どころか100％不安が残りますが、さて投票です。その結果は...ドン！
和保くん、ダメだったようです。箸にも棒にもひっかかりません。やはり人心掌握術とかも勉強しないといけないのかも。でも和保くんは負けません。たとえ現実に負けても負けません。
和保「だってSimCity BuildItのなかだと、税率20％でも市民のみなさま納得してるんですよ!? これは僕が立派な市長だということじゃないですか！」
和保「ほら、ネオン感あふれる街『トーキョータウン』だって作れましたから！」
えっ。市民たち、ここに住んでいるの？
和保「そうですよ。目指せ新宿＆渋谷ですよ！ まだまだ勉強します！ そしてSimCity BuildItで最高の都市を作ったら、再度チャレンジしますよ！」
彼に幸多からんことを祈ります...。
そして「SimCity Buildit」がアップデート。さらにアクティブな都市をつくれます
今まではロックされていた、ビーチ回りの開発も行えるようになりました。波止場、灯台、ウォーターパークなど海岸沿いにぴったりな施設が設置できるようになり、リゾート地としての魅力も打ち出せる街作りが可能になりました！
また期間限定でクレセントムーン・ショッピングモールの建設ができますし、前述した東京的街作りにもチャレンジできるようになっています。マッドサイエンティストDr.ブーの災害ミッションクリアで得られる報酬も増えますよ！
より楽しくアクティブにプレイできる「SimCity BuildIt」。あなたも自分ならではの街作りにチャレンジして、市長のノウハウを学んでみませんか？
source: SimCity BuildIt , （iOS／Android）
（武者良太）