NHKの子会社NHKアイテックは30日、50代の男性担当部長がカラ出張や交際費の水増しなどで不正に経費を受け取っていたと発表した。担当部長は4月に諭旨退職となった。管理責任で上司3人も訓戒などの処分を受けたという。

 同社によると、担当部長は昨年、複数回にわたって架空の出張を会社に申請していたほか、交際費の申請でも参加者の人数を偽るなどの不適切な経理処理をしていた。ことし2月に出張旅費の精算の遅れから発覚した。担当部長は計約200万円を弁済したという。

 同社は「今後より一層の適正経理に取り組み、信頼確保に努める」としている。