これ、ほんとに地球…?
パッと見では一瞬何なのかわからない、でも掛け値なしに美しい抽象写真がズラリ。これは、今年10年目を迎えたGoogle Earthが、その記念として公開したWebギャラリー「Earth View」の写真です。Google Earthで見られる、圧倒的に美しい地球の絶景1,500枚を集めました。
このプロジェクトは、Google Earthのエンジニアのいわゆる「20%ルール」から生まれたもの。去年の秋頃から、Chromeの拡張機能として見られていたものが、10周年の節目にWebギャラリーとして公開されたという訳です。
Google Earthで見られる写真は、ただ美しいだけではありません。人類学的、地理学的に考えさせられる地球の姿や、地球に大いなる影響を与えた人間の所業の痕跡も見ることができます。(参考:世界一保存状態の良いクレーター、広がる森林破壊、失われたエジプトのピラミッドなど)
また、Google Earthは若き地図制作者やエンジニアの、創作の拠り所にもなっています。Google Earthのエンジニアリングマネージャーであるショーン・アスケイは、グーグルでの仕事を得るに至った経緯を思い出しながら、ブログにこのように書いていました。
私は、2005年にGoogle Earthがリリースされた数週間後には、KMLで自分の地図をつくり始めていました。修士課程の時には、Google Earthを使って生物学的研究のための特別保護地域をバーチャル表示するものをつくっていました。地図でストーリーを語りたいという、私の情熱が込められた作品をヴィントン・サーフが見て、それが最終的にGoogle Earth Outreachチームの仕事につながったのです。
Earth Viewでは、気に入った写真の壁紙をダウンロードしたり、スライドショーで見たりすることもできます。おそらく肉眼では見ることができない(であろう)、とんでもなく美しい地球の姿をじっくりとご堪能あれ!
Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文]
(的野裕子)