iPhoneの初めの頃にBumpっていうアプリがちょっと流行ったんですよ。たぶんボクしか覚えてないと思うんですけど、iPhone同士をコツっと接触させるとってファイルの送受信ができるっていうアプリでした。
アップルが申請中の特許の内容を見てるとちょっとBumpを思い出したんです。なんでかっていうと、これも身振り手振りによってファイルを送信するものなんですね。ただこちらはハグとか、ハイタッチとか、おじぎとかでも送受信するみたいです。
このちょっと放課後の黒板みたいなホッコリした感じの絵が実際の特許の書類に入っているんですが、これによると既にあるAirDropのファイル送受信とアップルウォッチのようなウェアラブルなデバイスを組み合わせることで可能になるみたいですね。
アップルウォッチじゃなくても、BluetoothかNFCを搭載しているデバイスであれば何でも可能なようです。特許の申請書の説明は9to5Macによると、
情報のやり取りは「あいさつイベント」に反応する形で自動で行なうことができます。具体的には、異なるユーザーのデバイスが近距離にある状態で、ユーザーが握手やおじぎをする、お互いの手のひらをパチっと叩く、ハグするなどのあいさつ的な行動を取ると「あいさつイベント」として認識されます。
とは言っても特許が申請されているからといって、必ずそんなプロダクトが作られるわけではないんですよね。
アップルは他にも結構なぞの特許もたくさん申請してて、まったく製品に使われない特許も多いんです。でもこれがもし実現したら、おじぎするたびに自分の名刺ファイルが相手に送られたり、ハイファイブをするとお気に入りの音楽が友達に送信されたりできるってことですね!
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)