竹下亘復興相は1日、2016年度から東日本大震災の復興事業の一部で地元負担導入を決めたことに関し「(全額国費負担を続ければ被災地以外の自治体から)ひがみが出ないか心配した」と述べた。全額負担の継続を申し入れた民主党議員との会談での発言で、同党議員は「問題だ」と反発した。

 竹下氏は会談で、地元負担の導入をめぐり「われわれの地元では、県道1本造るのにも爪に火をともしながらやっている。そういうところから非難が出てはいけない」と説明した。

 民主党の細野豪志政調会長は「復興相が言う言葉ではない。そうした声があればきちんと説明するのが閣僚の仕事だ」と批判した。

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