少年が作成したとみられる「身代金型ウイルス」に感染すると表示される警告文(シマンテック提供)
共同通信社

 警視庁サイバー犯罪対策課が不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕した神奈川県の無職少年(17)が、パソコンをロックして金銭を要求する「身代金型ウイルス」を作成した疑いがあることが1日、捜査関係者への取材で分かった。

 「ランサム(身代金)ウエア」と呼ばれるウイルスで、警視庁は不正指令電磁的記録作成などの疑いもあるとみて捜査する。日本製の身代金型ウイルスが確認されたのは初めてとみられる。

 少年は、インターネット上で自らを「ZeroChiaki」と名乗り、ハッカーとして知られていた。自身のツイッターでウイルスの作成をほのめかしていた。