【ソウル時事】韓国法務省は1日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大で減った外国人観光客を取り戻すため、日本に団体で入国する査証(ビザ)を所持する中国人観光客を対象にビザなしの韓国入国を認めるなどの対策を発表した。

 韓国で15日間の滞在が可能。2014年に約110万人に上った中国人訪日団体観光客を取り込む狙いだ。この措置は1998年から実施し12年9月に不法滞在などの問題から中止したが、再開する。法務省幹部は「韓国と日本を一度に観光できれば、韓日両国の観光活性化にもつながる」と説明した。