本田翼が主演を務め、7月からスタートするフジの月9ドラマ『恋仲』。しかし、この起用について局内からは早くも「爆死決定」と、あきらめムードが漂っているという。
本田といえば、ファッション誌の専属モデルを務める一方、2012年放送の『恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~』(TBS系)で、テレビドラマに本格進出。14年の「タレント別テレビCM量」(ビデオリサーチ社調べ)では関東地区と関西地区で9位に入るなど、順調に露出を増やしてきた。
だが、これまでの本田の演技力に対する評価は、決して高いとはいえない。
「4月期のドラマ『ヤメゴク』(TBS系)では『演技がワンパターン』と辛らつな意見が相次ぎ、昨年主演した映画『アオハライド』の演技には『セリフが棒読み』、13年の『ショムニ2013』(フジテレビ系)では『かわいくない』と、ネット上で一刀両断されています。さらに、『恋仲』はオリジナル作品ですが、脚本家にはまだ大きな実績がなく、売りにできない。前クールで池井戸潤原作、嵐・相葉雅紀主演の『ようこそ、わが家へ』ですら視聴率2ケタをキープするのがやっとですから、まだ若手である主演・福士蒼汰とヒロイン・本田翼のコンビでは、1ケタスタートの公算が高い」(テレビ誌ライター)
そんな中、フジ局内では半ば公然と「月9廃止論」が語られ始めているという。ドラマ関係者が明かす。
「亀山千広社長が4月の定例会見で、新番組の視聴率が伸びないことについて『正直、非常に苦戦をしています』と語り、その理由として『この状態の一番の原因を作ったのは、ドラマだと思う』と発言しました。これにより、局内では責任の押し付け合いが行われているんです。その改革案のひとつとして、月9の廃止が検討されています。かつてメガヒットドラマを送り続けた金看板の命運を大根演技の本田に託すのかと、局員たちはあきれ返っていますよ。月9廃止の後は、生放送のトークバラエティになるともささやかれています。このところの視聴者のドラマ離れを見ると、もはやそのほうがいいかもしれません」
最近はやることなすこと裏目に出るフジテレビだけに、今回もまたドツボにはまるのか?