人間のコミュニケーションにおいて重要な役割を持つ色。世界には2億8500万人の視覚障がい者がいるなか、点字のような言語で色を直感的に感じられるツールが発明されました。
Feelipa Color Codeとよばれるプロダクトを設計したのは、ポルトガル人デザイナーのFilipa Nogueira Pires氏。色の識別をサポートするこのタッチ・システムは、リスボン大学とヘレンケラー・センターによる共同研究に基づいて誕生したのだとか。
さて、どうやってこのオブジェクトを使って色を読み解くのでしょうか?
四角はレッド、三角はイエロー、丸はブルー。
3本の横線はブラック、2本の横線はグレー、1本の線はホワイト。
これらの主要な色を組み合わせて他の色も作れます。例えば、四角と三角でオレンジ(レッド+イエロー)。また横線で表されたブラック、グレー、ホワイトは線が多いか少ないかによって色の明暗も判断できます。
このシステムを活用すれば、エンボス加工のステッカーとして、おもちゃ、薬品容器などに貼って日常生活に役立てることも可能になります。Pires氏は「学校など教育の場で活用してほしい。将来、色が本当の意味でユニバーサル・ランゲージになる日がくるといいな」と語っています。ん〜、素敵ですね!
source: Feelipa via Designtaxi
Bryan Lufkin - GIZMODO US[原文]
(Rina Fukazu)