今月1日、少女マンガ誌「りぼん」で連載されていた小花美穂の『こどものおもちゃ』(共に集英社)が復活することが発表され、往年の「りぼん」ファンから歓喜の声が上がっている。
『こどものおもちゃ』は「りぼん」で1994~1998年の間連載された作品。子役タレントとして活躍する主人公・倉田紗南とそのクラスメートの問題児・羽山秋人らの学園生活を描いた物語で、96年には『あたしンち』や『おじゃる丸』といったアニメを手がけた監督・大地丙太郎によってアニメ化もされた作品だ。
今回の復活は、来月3日発売の「りぼん」9月号に掲載される読み切りマンガで、現時点ではその内容は明らかとなっていない。現在、「りぼん」は創刊60周年企画を進行中で、過去の人気作が次々と復活している。今月3日発売の8月号には水沢めぐみの『姫ちゃんのリボン』が、また9月号は『こどものおもちゃ』だけでなく、池野恋の『ときめきトゥナイト』も読み切りで復活することとなっている。
ネットではこの発表を受けて「こどちゃが帰ってきああああああ」「『りぼん』買わなきゃ!!」といった歓喜の声が多数見受けられるが、その一方で、「え...17年も経ってたの」「まさかアラフォーになってりぼんに手が伸びそうになる時代が来るとは」「この歳になってりぼんを買うのは抵抗が...」というような、連載当初からの時代の流れを感じさせる声も散見される。
『こどものおもちゃ』は読み切りマンガだけでなく、8月には舞台化されることも決まっており、これからも元・りぼんっ子たちが「りぼん」に釘付けになる機会が増えそうだ。