DigiTimesは2日(現地時間)、任天堂が2016年内の発売を予告している次世代ゲームコンソール「NX」のロードマップがリークされ、試験生産が遅くとも今年10月までには開始されることが明らかになったと伝えています。
画像は「Wii U」のもの
NXの製造は、主に台湾Foxconnが担当することになる一方で、台湾Pegatronも任天堂からの製造依頼を受諾しようと積極的に活動している模様です。また、DigiTimesによると、最近になり任天堂はサプライチェーンを形成するパートナー各社に働きかけを始め、遅くとも10月までにはNXに使用されるパーツの試験生産を開始するように依頼したとのこと。
なお、Foxconn Technology、Macronix、PixArt Imaging、Coxon Precise Industrial、Nishoku Technology、Delta Electronics、Lingsen Precision Industries、Jentechの計8社が、NX製造に必要な各部品の生産を担当することになる見込みです。
そのほか今回、情報筋を通じてNX発売までの大まかなロードマップも明らかにされました。最終的な製造発注は2016年2月又は3月に行われ、大量生産は5月から6月にかけて開始。その後、7月にはNXが正式に発売される見通しとされていますが、それを裏付ける情報はまだ存在していません。
とは言うものの、世界最大規模のゲーム見本市「E3 2016」が来年6月に開催されるであろうことを踏まえると、その場で正式発表を行い、翌月に販売開始という流れは非常に ”説得力” があるようにも思われます。なお、任天堂は「2016年を迎えるまではNXに関する詳細な情報を開示しない」と明言しています。