【ニューヨーク時事】2010年のメキシコ湾原油流出事故をめぐり、英石油大手BPは2日、米子会社が、米連邦政府や湾岸地域の5州などと、今後18年間で最大187億ドル(約2兆3000億円)を支払うことで和解したと発表した。
湾岸地域の5州はアラバマ州、フロリダ州、ルイジアナ州、ミシシッピ州、テキサス州。このほか400超の地方自治体とも和解した。
BPは、原油流出事故関連の費用が15年1〜3月期末時点の438億ドルから、約100億ドル増える可能性があるとしている。環境汚染の責任に関する連邦・州政府への支払いは、今回の和解合意が最終決定されてから12カ月後に開始する予定で、平均で年約11億ドルずつ支払う。