財政破産したパルマで、2014-2015シーズンの主将を務めたイタリア人DFアレッサンドロ・ルカレッリが、新シーズンも新生パルマに残ってプレーする意向を明かした。イタリアメディア『メディアセット』が2日に報じている。
売却先が現れず、クラブ消滅によりパルマ・カルチョ1913として再出発を余儀なくされた新生パルマ。売却先が現れればセリエBから出発の可能性もあったが、結局パルマはセリエD(4部リーグに相当)からの船出となっている。
パルマで公式戦通算232試合に出場したルカレッリは同メディアのインタビューに応え、残留する意思を表明。「2014-2015シーズンは残念ながらほとんど満足を得ることはできなかった。ユヴェントスを打ち負かしたことは満足を得られた数少ないことの一つだった」と振り返ると「パルマはクラブを再建しつつ、再スタートしなければならない。私は、セリエDでも留まる用意があることを示した。今はただ、どうなるのか、待つしかないが、私は留まる用意を見せている」と話し、多くの選手がチームを去る中、7年間在籍したパルマに留まる男気を示している。