カメラを持ってどこへでも。
グーグルのストリートビューは、次々に新たな場所へ出掛けていき、ユーザーによりリッチなネット体験をさせてくれます。山や海や、ときには一般人ははいれないホワイトハウスの中にまで。世界中のあらゆるところの写真を撮影してくるわけですが、車などでアクセスできないところはどうしているか知っていますか? そこは、もちろんマンパワーです。360度カメラが搭載されたグーグルマップ専用の特殊バックパック、通称Trekkerを背負って歩いていくのです。足で歩いて撮影する、グーグルマップは1歩1歩「足作り」な「手作り」なのです。
ネタ元のニューヨーカー誌が特集しているのは、そんなグーグルマップの根底にある撮影隊の1人、Andrew Marantzさん。彼は、ハドソン川のストリートビュー撮影を担当しました。ハドソン川財団とS.S. Columbia Projectの協力のもと、グーグルはTrekkerとともに、撮影チームを送り込みました。Trekkerの重さは40ポンド(約18キロ)。長時間の撮影によく耐えられますねという問いかけに、Andrewさんは「地図の歴史の1パートを担ってるなんて光栄だよ」とこたえました。かっこいい。実は、彼、かなりの地図好きで、自宅のバスルームには巨大な世界地図が貼ってあるのだとか。
今日もどこかで、Trekkerを背負って地図の歴史を作る人がいるのでしょう。
source: New Yorker
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(そうこ)