太陽エネルギーで空を飛ぶ飛行機「The Solar Impulse 」が世界一周の記録飛行を目指して名古屋を飛び立ちました。とは言ってももちろん一度に一周するわけではなく部分的に世界一周を制覇していっているようです。
6月に挑戦した太平洋横断は残念ながら悪天候で中断になってしまったようですが、今回の飛行は120時間に渡る名古屋ーハワイ間。なんとこの120時間の間パイロットのアンドレ・ボーシュバーグさんが定期的に取れる休憩は一回約20分間。その間に睡眠を取るとのこと。さらにコックピットは気圧コントロールがされていないので温度も大きく変化します。
前回の挫折を繰り返さないよう、今回はハワイに向けて本格的な飛行を開始する前に10時間ほどテスト運航を続けたそうです。この間に技術的なトラブルや怪しい点を解決してからハワイへと飛び立ちました。現在はもう引き戻すことができる地点を越えており、後はもう目的地にひたすら進んでいくしかできません。
The Solar Impulseの進行状況はこちらのウェブサイトで確認できます。
追記(7/3 10:47)
現在、The Solar Impulseの飛行時間は100時間を越え、太陽光で飛ぶ飛行機のソロフライトでギネス記録を樹立しました。ハワイまでもう少し!
source: Solar Impulse
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)