ロサンゼルスの夜景を一望できる展望台、そしてかの有名なハリウッドサインからもほど近いことで、観光地としても人気の高いグリフィスパーク。先日、その片隅になんと日本風の茶室が現れ話題になっています。
仕掛けたのはどうやら匿名のアート集団らしいのですが、それ以上の詳細は不明。わずかな招待客によって催された最初の茶会に参加した1人、ロサンゼルス・タイムズ誌のコラムニストCarolina Mirandaさんがその感想を語っています。開始はなんと早朝5時だったとか。
駐車場に着くと、我々は並べられたティーカップとLEDキャンドルを発見しました。ゲストは、それぞれ1つのカップと地図を手に持ち、広いグリフィスパークの中を探索。公園の北端に辿り着くと、そこにはたしかに、月曜日の夜まではなかったはずのティーハウスがあったのです。それは、日本建築に影響を受けたという小さな小さな木造の建築物でした。
Hello, Los Angeles. pic.twitter.com/X4sT0dBY5J
— GriffithParkTeaHouse (@GParkTeaHouse) 2015, 6月 30
実は、この茶室の建造に使われたのは、2007年にここで起きた火災で焼け出された木材なのだそうです。意外にもその作りはとてもしっかりしており、もちろん室内にはお茶の用意もあります。茶道の正式な茶器というわけにはいきませんが、参加者は、早朝の日本茶とクッキーをとても楽しんだとのこと。
茶室の外には、こちらは日本の神社に影響されたのか「絵馬」が飾られています。今回は「ロスの未来に望むこと」とテーマを限定し、参加者の「願い事」を募ったとのこと。ちなみにこの絵馬に刻まれた「P-22」とは、このグリフィスパークに生息しているマウンテンライオンのこと。決してMacのOSではありませんよ。
謎の多いアーティスト集団ですが、中には間違いなくプロの建築関係者がいるはずです。彼らは木材や部品をそれぞれ持ち寄り、ここで一気に組み立てたそうですから。
その評価は分かれるとはいえ、グリフィスパークのような多くの観光客が訪れる場所で、誰にも知られることなくこのような建造物が突如出現したというのは、驚くべきことだと言えるでしょう。
もちろん、彼らは公式の許可を取っていません。しかし、この茶室がここに残ることを望んでいるようです。ちょうどこの公園には休むところが少なかったですし、ロサンゼルス市の寛大な判断を期待するというのはどうでしょうかね。
Top image by GParkTeaHouse
source: Los Angeles Times
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)