昨年9月に噴火し、57人の死者を出した御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)で行方不明になっている6人の再捜索で、長野県は3日、自衛隊が後方支援で参加すると発表した。自衛隊はヘリコプターを出動させ、捜索隊員や緊急避難用の仮設シェルターの輸送などを担当する。

 隊員の二次災害を防止するため、阿部守一知事が陸上自衛隊第12旅団(群馬県)に災害派遣要請を行い、同日受理された。

 これまで県は現地の状況を確認するため、6月に調査を2回実施。今月7日以降に捜索場所やシェルターの設置場所を詳細に検討するために、県警や消防などで構成する先遣隊を派遣する。再捜索は梅雨明けを待って今月下旬にも実施する予定だ。