人気マンガ「進撃の巨人」の原作者の諫山創さんが4日、東京都内で行われた劇場版アニメ「劇場版『進撃の巨人』後編〜自由の翼〜」(荒木哲郎監督)の舞台あいさつに登場した。諫山さんは、「(進撃の巨人は)気持ち先行で、気持ちだけで、それ以外のものを置いてけぼりにして書き進めていった感があるんですが……」と明かし、「こういう形でいろんな職業のプロの方に(アニメを)やってもらって、素晴らしい作品が出来上がる」と作品がアニメや映画などに発展していく状況を喜んだ。
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また、諫山さんは作品の見どころについて、「戦闘シーンで素人が見てもありえないぐらいの作画の量になるんじゃないかという狂気の絵コンテ、“マッドマックス”的な絵コンテなんですけど、そこが見ものですね」と独特の言い回しで表現。「いろんな負担を強いて申し訳ないですが、そういう苦労が画面からもにじみ出ている気がして、すごいものになっていると思います」と称賛した。舞台あいさつには諫山さん、リヴァイ兵長役の神谷浩史さん、エルヴィン団長役の小野大輔さん、荒木監督が出席した。
「進撃の巨人」は、諫山さんが2009年9月から月刊マンガ誌「別冊少年マガジン」(講談社)で連載している人気マンガ。圧倒的な力を持つ最大約50メートルの巨人たちを相手に人類が絶望的な戦いを挑む姿を描いた作品で、「劇場版『進撃の巨人』後編〜自由の翼〜」は13年に放送されたテレビアニメ全25話のうち14〜25話の物語を劇場版用に再編集したもので、6月27日から公開中。14年11月には1〜13話を再編集した「劇場版『進撃の巨人』前編〜紅蓮の弓矢〜」が公開された。