これからの季節活躍する扇風機やサーキュレーター。涼しいからといって、強い風を浴びていると肌に影響が及ぶことが…。皮膚科医・野村有子先生監修のもと行われた実証実験では、エアコンや一般的な扇風機の風に当たった被験者の肌水分量が、風に当たる前に比べると減少していたという。
エアコンや扇風機の風を受けて肌の乾燥を実感したことがある女性は多いはず。そんな日常の一コマで、肌にどれだけ影響があるのかを調べた同調査は、エアコン、一般的な扇風機のほか、近年注目を集めている“やわらか羽根”の扇風機を使って実施。実験前に肌状態を診断したのちにそれぞれの風に15分ずつ当たり、使用前後の肌状態を比較した。
それによると、もっとも水分量が減少したのはエアコンの風で、次に一般的な扇風機が続いた。しかし、“やわらか羽根”の扇風機は、逆に水分量の上昇が見られたという。“やわらか羽根”の扇風機はふわりとした優しい風が特長で近年注目を集めているが、こういった風の質が、肌環境に影響を与えることが改めて実証された。
夏の肌は乾燥のほか紫外線のダメージもあり過酷な環境にさらされる。化粧水や日焼け止めなどのスキンケアアイテム以外でも、肌ダメージを軽減させる知識とアイテム選びが重要となりそうだ。