初出場の2013年ツール・ド・フランスで総合2位と山岳賞を獲得したコロンビアのナイロ・キンタナ(モビスター)は、総合優勝候補として2年ぶりに出場するツールに向けて「最も手ごわいのはニーバリとコンタドール」とライバルを挙げた。
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キンタナは7月4日の第1ステージ個人TTでライバルよりも早い15時(日本時間22時)のスタートを選んだ。「チームの準備上の理由と、TTが得意なチームメイトを優先するため」とその理由を説明している。
「このチャレンジのためにしっかりと準備してきた。コースは好きだ。僕のコンディションに有利だと思う。最大の武器はチームだ。僕が総合争いのためにいるべき場所へと全力で連れて行ってくれるだろう」
「もちろん、アレハンドロ(バルベルデ)が隣にいることは大きな後押しだよ。彼は僕が自転車レースを始めたころのアイドルだった。お互い仲がいいし、彼がエースのときは、山岳で僕がアシストしてきた。彼は偉大なチームメイトで、友人だよ」
「2013年とはまったく違う。2年前はもっとナーバスだった。今は精神的に違う。エースを務めるということもわかっているし、チームメイト全員が僕を守ってくれることもわかっている。すべて望み通りに進めば、総合タイトル争いできると願っている」
「(ライバルは)ニーバリとコンタドールだ。もちろん、フルームも絶対に無視できない。全員がライバルの弱点を利用する手段を持っている。でも、僕が最大のライバル、最も手ごわいライバルと見ているのはこの2人だ」【ほかの画像を見る】ナイロ・キンタナ(モビスター)、2015年ツール・ド・フランス記者会見