専門家が分析!レジ付近のものをつい買ってしまう人の心理 | ニコニコニュース

専門家が分析!レジ付近のものをつい買ってしまう人の心理
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コンビニやスーパーのレジ前には、比較的価格の低い商品が数多く置いてある。ついつい手を伸ばしてしまいがちだが、レジ前の商品配置は購買欲をあおられてしまうものなのだろうか。「おしトピ by 教えて!goo」「コンビニのレジ付近の物って、ついつい買ってしまいますか?」と聞いた。

■意外にも多かったのは……

意外にも多かったのは、「買いません。コンビニで買うものは決まっているので」(ヴィヴィアンリさん)、「いいえ。 ちゃんと目的を持って入りますから」(mr_poohさん)、「買わせたいために置いてあるのでしょうが、買いません」(らいりんさん)といった答え。あれだけ多くの商品が並んでいるにもかかわらず、買わない人の方が多いというのは少し驚きだ。

その一方、「昨日も、ドーナツを買ってしまいました」(ゆるさらさん)、「肉まんとか買っちゃうね」(なすのさん)、「コンビニでは新発売のガムを買ってしまう……誘惑に弱い」(梅松さん)という声もあった。やはりレジ前の商品に惹かれる人は一定数いるようだ。

■動きを止められると別の行動を起こしたくなる

どうしてレジ前にある商品に手を伸ばしてしまうのだろうか。心理学者の内藤誼人先生にその心理を分析してもらった。

「レジにはよく行列ができますよね。客はそれまで、商品を選ぶために動いていたのに、並ぶために急に止まることになります。すると手持ち無沙汰になり、なにか行動を起こしたくなるのです。そのため、レジの前に置いてある商品をつい手にとってしまうのです」(内藤先生)

内藤先生によると、子どもを連れている場合などゆっくり歩いているときも、同じようにレジ前の商品を購入する傾向が強くなるのだそうだ。逆に、止まる必要のない空いたレジにいったときは、衝動的に商品を手にとる可能性は低くなるという。

では、たとえば電池のような、必要になる頻度の低い商品が置いてあるのはなぜだろうか。

「あれは……なぜでしょうね。ああいったところに置いてある電池は、たとえば10本セットなどで売られていますが、目覚まし時計やテレビのリモコンに必要なのは1本か2本。10本も必要になるとは思えません。レジ前にある大量の電池を買う人の心理……。機会があったら調べてみようと思います」(内藤先生)

みなさんは、10本セットの電池がレジ前に置いてあるのはなぜだと思う?

●専門家プロフィール:内藤 誼人(ないとう よしひと)


心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「アドラー心理の言葉」(ぱる出版)、「電車のハシに座る人は成功できない」(大和書房)他、著書多数。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)