●メディアの枠組を超えた共演がスタート!
2015年7月2日から7月5日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催中の“Anime Expo 2015”。このイベントで7月4日午前(現地時間)に開かれたパネルディスカッションに、株式会社comceptのCEO/コンセプターである稲船敬二氏と、アニメスタジオSTUDIO 4℃代表の田中栄子氏が登壇。先立ってトレーラーが公開されていた『RED ASH』の詳細を発表。ゲームとアニメの連動によるプロジェクトを立ち上げるとともに、その制作に向けてkickstarterでのクラウド・ファンディングキャンペーンをスタートしたことを明らかにした。
『RED ASH』プロジェクトは、同じキャラクター原案と“宝探し”のふたつを共通のテーマとして、ゲームとアニメのクリエイターがそれぞれの解釈で作品を作りあげるプロジェクト。「アニメとゲームが互いに寄せ合うことなくテーマのみを共有し、それぞれ異なりつつも、どちらも本物でかつ一流の作品して創り上げるという、エンターテインメントの世界でも類を見ない挑戦的な企画」(プレスリリースより抜粋)とのことだ。ゲームを担当するのは株式会社comceptで、稲船氏とともに数々のゲームを作り上げたベテランクリエイター陣が開発に参加する模様。アニメの制作は、世界的な評価を獲得しているSTUDIO4℃が担うことになり、こちらもSTUDIO4℃作品に携わったクリエイターたちが参加するという。
また、『RED ASH』プロジェクトでは、kickstarter上でゲームとアニメそれぞれ個別にクラウドファンディングキャンペーンを展開する。ゲーム版のキャンペーンの目的は、『RED ASH』の壮大な物語の幕開けを飾るプロローグ『RED ASH 機鎧城カルカノンの魔女編』の制作とその完成となっている。さらに、そこから得た収益で本編の開発へと発展させていくことが狙いである。「本作をただのプロローグに留まらない素晴らしいものへと仕上げるため、ファンの皆様からのご支援を必要としております。また、本キャッペーンが順調に推移した場合、より多くのファンの皆様へ本作をお届けできるよう日本でのクラウドファンディングキャンペーンの実施も検討しております」(プレスリリースより抜粋)とのことなので、この意欲的な挑戦に興味がある人は、稲船氏が本プロジェクトを解説する下記の動画をチェックしてみよう。
■『RED ASH』の世界
■ストーリー