モデナの新監督に就任した元アルゼンチン代表FWエルナン・クレスポ氏がインタビューに応じ、自身の戦術論やモデルとなる監督について語った。4日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
かつて、セリエAのパルマやラツィオ、ミラン、インテル、そしてプレミアリーグのチェルシーなどで活躍したクレスポ氏は、2012年の現役引退後に指導者としての勉強を始め、昨シーズンはパルマでユースチームを率いていた。
セリエBのモデナで初めてトップチームを指揮することになるクレスポ監督は「私は恐れていない。会長達にはこう言ったんだ。あなた達は私にマシンを与えてくれた。それをどうするかは自分次第だ、とね」と楽観的な姿勢をみせた。
戦術については「4-3-3や4-4-2、3-5-2で戦う。でもそれ以外もあるかも知れない。選手を観察し、それからシステムを決めるのが私のアプローチだよ。無意味にボールを前に蹴り出すサッカーは好きじゃない。私のチームは強く攻撃的で、フィールドを支配する」と話している。
そして、監督のモデルとして自身が現役時代に指導を受けた3名を挙げた。
「(ジョゼ・)モウリーニョからモチベーションを維持する術を、(カルロ・)アンチェロッティからは選手と監督の関係性を学んだ。(マルセロ・)ビエルサはファンタスティックだったよ。技術的にも戦術的にも選手を改善するのに優れた監督なんだ」