かつて任天堂とSONYが「スーパーファミコン」の周辺機器として共同開発を進めていた「プレイステーション」のプロトタイプが海外で発見されました。
まだゲーム機には「カセット」が主流だった当時、スーファミにCD-ROMの読み込み機能を持たせようと作られていたものですが、いろいろあってゲーム業界の闇に葬られてしまった“幻の存在”となっているマシンなのです。
画像を公開したimgurユーザー・DanDieboldによれば、彼の父親が「ジャンク」の箱から発見したもので、昔の同僚である元任天堂社員のOlafなる人物が持っていたそうです。
海外メディアでは、このOlafという人物について、当時のソニー・インタラクティブ・エンタテインメント(Sony Interactive Entertainment.Inc)のCEOであり、任天堂との共同開発に深く関わっていたとされるOlaf Olafssonではないかと推測しています。
■初代「プレイステーション」の試作機、これは歴史的発見だ!ちなみに任天堂とSONYが共同開発していた初代「プレイステーション」には、いくつかの“噂”がつきまとっており、2014年にYoutubeにあるソニーの公式チャンネル「PlayStationACCESS」で、初代「プレイステーション」を語るドキュメンタリー映像が公開されたものの、「誰がいつどうやって公開したのかわからない」というホラーめいた事情で非公開化されているという噂もありました。
残っていたキャプチャー画像と、今回発見された本体の画像を比較してみると、ジャックやボタンの配置に変更がみられるので、プロトタイプは少なくとも2世代が存在することに。
任天堂もソニーもスーパーファミコン版プレイステーションについては、口を閉ざしているのではっきりとしたことはわかっていません。いつか全てが明らかになる日がくることを楽しみにしていましょう。
【追記】2015年07月05日 17:00
【動画】Nintendo Playstation Superdisc