ドイツのボンで開かれているユネスコの世界遺産委員会で、韓国側の主張などで決定が先送りされていた「明治日本の産業革命遺産」が、5日午後10時の討議により全会一致で登録決定された。
討議の内容はユネスコ公式webページで中継されていたが、討議は、ユネスコ側が23ヶ所の構成遺産について説明した後、ドイツ代表が発言をし、その後すぐに決まったようだ。
(世界遺産決定後、喜んで他の国と握手をする日本代表団)
(発言する韓国代表団)
なお、今回登録された資産には、大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台になっている萩城下町・松下村塾(いずれも山口県萩市)や、軍艦島(長崎県長崎市端島)なども含まれているが、この他にゲームやアニメで大人気の「艦隊これくしょんー艦これ」に登場する艦娘たちが作られた「三菱長崎造船所 第三船渠」「長崎造船所 ジャイアント・カンチレバークレーン」「長崎造船所 旧木型場」「長崎造船所 占勝閣」が含まれている。「艦これ」に登場する軍艦の中では、戦艦の「霧島・日向・武蔵」、重巡洋艦の「古鷹・青葉・羽黒・鳥海・三隈・利根・筑摩」、その他複数の駆逐艦なども三菱長崎造船所製である。
(画像はユネスコ公式webサイトのライブ配信画像のキャプチャーより http://whc.unesco.org/)
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(執筆者: 松平 俊介) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか