街で見かけると「おっ!」と思います。
オランダ生まれの自転車ブランド「VANMOOF」。以前、記事でも取り上げたとおり、斬新な設計とスタイリッシュなデザインが魅力のブランドです。その新製品発表会が開かれるということで、僕らギズモード編集部もお呼ばれして行ってまいりました。
場所はオランダ大使館!
梅雨の晴れ間となった6月のさわやかな気候が、緑豊かな大使館のムードとマッチ。なんて素敵な日なんだ。
発表会が行われる室内に入ると、VANMOOFの新しいラインナップであるM.3コレクションが展示されていました。シャープで未来的なキャラクターはホント独特ですね。
発表会は、オランダ大使館の公使、マーク・ヘリッツセン氏のあいさつでスタート。
「オランダでは自転車は国民的乗りもの。子どもから首相まで、みんなが乗っていますよ」と自転車ラブな国民性を紹介。
オランダ大使館の皆さんも日常的に自転車を使っていて、大使館の公用自転車もVANMOOFなんだそう(色はもちろん国のシンボルカラーであるオレンジ)。そんな縁もあって、今回の発表会がオランダ大使館で開かれることになったのでしょうか。
そしていよいよVANMOOFのCEO、ティース・キャリエール氏が登場。
ウワサには聞いていましたが、すごい長身(2メートルあるそう)。若々しく、自転車の新しい価値を生み出していこうというエネルギーに満ちた感じです。
太いフレームの中に、ロックワイヤーやフィリップスと共同開発したダイナモライトを内蔵した独自の設計思想などを解説しながら、140mmディスクブレーキやエアサスペンション内蔵のサドル、新色が加わり耐久性も向上したアノダイズドフレームなど、M.3コレクションのハイライトを紹介。
ここでキャリエール氏「日本の皆さんに今日、特別に見せたいものがあります」と言って、展示されていないデザインの自転車を室内に持ち込みます。
「これは日本向けにデザインされたKシリーズです!」
なんと、M.3コレクションでは日本向けのラインナップが加わるのですね。
この日、通訳もこなしていたVANMOOF日本総代理店でもあるEUROBIKEの石田博敏氏とも協議を重ね、練りに練られた1台がお披露目されたのでした。
小柄な日本人でも乗り降りしやすそうな湾曲フレームが特徴的ですね。ほどよい前傾姿勢になりそうなデザインも日本人に好まれそうです。
「VANMOOFは水平のフレームが特徴ですが、さらなる飛躍のためにこのフレームを採用しました。それでいてVANMOOFの基本性能はしっかりと盛り込まれています」とキャリエール氏。
若い世代でも手が届くように、価格も6万円ほどに抑えられるようです。
発表会後、早速Kシリーズに乗ってみる編集長・尾田。「すごく乗りやすい。タイヤがごつくて段差の多い街中にもよさそう」とのこと。
僕も乗ってみましたが、コンパクトさと軽やかな乗り味が印象的でした。これはウケそうだなぁ。尾田さん! これギズモードの公用車として1台どうですか?
source: VANMOOF
(奥旅男)