美しいブルーの色は海のアレの色。
地球上の海には今、大量のプラスチックが浮かんでいます。科学者たちがその分布図を作成中なのですが、それが何に使えるのかというと…? 廃棄プラスチックを回収するだけではなく、そこから新しい物作りが始まるかもしれません。いえ、もうすでに始まっていますね。この美しいスニーカーのように。
実はこれランニングシューズなんですが、アディダスとParley for the Oceansのコラボによってできたもの。海から回収されたプラスチックを使ってデザインされています。回収廃棄材からできているということですが、具体的に何から作られているのかというと、繊維・糸・フィラメントは違法で行われた深海用の刺網からほどかれてできたもの。そしてスニーカーの最大の特徴、明るいブルーのライン。これはテレビなどでよく見るトロール漁船に積まれた漁業用の網から作られています。なんとすべての素材が、西アフリカの海岸で110日間行われた調査によって回収された物です。
ゴミから物を作り出すなんてすばらしい! ですが、残念なことにこのスニーカー、まだコンセプトの段階。しかしアディダスとParley for the Oceansは今年中には製品化できるようプロジェクトを進めているらしいので、期待しましょう。そしてなんと言ってもさすがのアディダス、デザインがかっこいい!
source: Design Boom
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(SHIORI)