【ワシントン時事】訪米中のフランスのルドリアン国防相は6日、ワシントン近郊の米国防総省での記者会見で、欧州連合(EU)が求める財政緊縮策を拒否したギリシャ国民投票の結果と、北大西洋条約機構(NATO)に対するギリシャの態度の間に関連は全くないと述べ、安全保障面での影響はないと強調した。
ルドリアン国防相はカーター米国防長官との会談後、ギリシャ国民投票に関し「NATO反対の投票結果だと捉えるのは極めて問題のある解釈だ。ギリシャ政府は大西洋同盟の一角を占めている」と指摘した。