テイラー・スウィフトにこだわっているわけじゃないんですが、ぜひSiriさんに好きなアーティストを尋ねてみてください。
Apple Musicの絶対的優位性。それは、iOS&iTunesとのシームレスな連動性。実際、サービスインからたびたび音楽を聴くようになるにつれ、どの曲がiTunesで買った曲で、どの曲がApple Musicだったのか、判断する能力と意欲を失いつつあります(笑)。
その便利さを実感したのは、Siriにフェイバリット・アーティストの質問をぶつけた時。
「テイラー・スウィフトの新曲を聴きたい」と質問すると、いきなり新曲「Shake It Off」のイントロが流れてしまうわけですよ。これは素直に感動。
ちなみに、ただ単に「テイラー・スウィフトの曲を聴きたい」と言うと、アップルお得意のセットリストの中から人気曲(おすすめ曲)をピックアップしてくれます。こちらは、日本では一番聞き馴染みのあるドラマ「テラスハウス」の主題歌「We Are Never Ever Getting Back Together」だったり、最新アルバムのナンバーだったり、Siriに質問するたびに違う曲が再生されます。
Apple Musicには、All Digital Musicを逐次チェックしているような、意識が高い音楽ファンだけでなく、ライトユーザーにもう一度新しいアーティストとの出会いの機会を与えてくれるんじゃないか?という素朴な期待感がありますよね。これ、関心を持ったアーティストをよく知らないビギナーにはいいサービスですよ。
試しにマイ・フェイリット・バンドであるUKのロックバンド「ザ・リバティーンズの新曲を聴きたい」と訪ねたところ、バンドとして11年ぶりのニューアルバム「Anthems For Doomed Youth」からの先行シングル「Gunga Din」が流れました。
ただし、こちらはApple Musicではなく、自分が購入したライブラリからのプレイですね。この場合、Apple Musicにはまだ「Gunga Din」がリリースされたばかりの新曲でストックされていません。しかし、iTunesの中に同曲を所持している場合はそちらが優先されるようです。
当然のようにApple WatchもSiriは起動するので、Apple Watchから「Hey Siri」で呼び出して最新曲や、好きな曲を呼び出すことも可能です。
うーん。Apple Watchだけでなく、マイク機能の付いた小さめのBluetoothヘッドフォンをペアリングさせて、Siriにいろいろと注文していろいろな曲をかけさせれば、さらに未来かも。スパイク・ジョーンズ監督「her」のような近未来的な世界観です。
source: Apple - Music
(尾田和実)