約12年前に死亡した父親の厚生年金を不正受給したとして、岐阜県警大垣署などは7日、詐欺などの疑いで同県大垣市南若森町、工作機械修理業豊田守容疑者(65)を逮捕した。容疑を認めているという。
同署によると、同居していた父親は2003年12月に78歳で死亡。不正受給は04年2月〜14年12月の総額約1000万円に上るとみられる。
逮捕容疑は13年8月ごろと14年9月ごろ、日本年金機構から父親宛てに届いた現況確認書類に父親の名前などを勝手に記入し、計約175万円を詐取した疑い。
今年1月、同機構大垣年金事務所から相談があり、捜査していた。