文・取材・撮影:編集部 世界三大三代川
●豪華賞品の写真にも注目!
フランス・パリにて、2015年7月2日〜5日(現地時間)、ゲームやアニメ、マンガを中心に日本文化を紹介するJAPAN EXPOが開催された。2015年7月3日、任天堂ブースでは、『Splatoon(スプラトゥーン)』(以下、『スプラトゥーン』)の大会が行われ、優勝チームを相手に、サプライズゲストとして登場した、ディレクターの阪口翼氏が勝負をすることになった。
任天堂ブースでくり広げられていた『スプラトゥーン』のトーナメント大会。その決勝が始まる前に、突然ゲストが登場した。それは、『スプラトゥーン』のディレクター・阪口翼氏。阪口氏は、任天堂の宮本茂氏が登壇した“Nintendo MASTERCLASS”のステージにもゲストとして登場しており、そのステージの後に、この大会へ現れたのだ。
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決勝戦を見守った阪口氏は、優勝賞品のNewニンテンドー3DSを渡しながら、「あなたがたはすばらしい。でも、まだフランスで2番目のウデマエです。それは……僕がいるからです!」と、優勝チームに挑戦状を叩きつける。阪口氏に勝ったら、もっといい賞品を渡すという条件を出しつつ、フランス優勝チームvs阪口氏率いる任天堂チームの勝負が行われることに。
ステージはハコフグ倉庫で、ブキやフクなどの装備は全員同じという条件で、いざ勝負がスタート! 白熱する勝負……と思いきや、圧倒的とは行かないまでも、優勝チームがつねに優勢な状況に。阪口氏も奮闘しているのだが、相手がうまく、数的優位を作られてやられてしまう。というのも、阪口氏の同じチームのメンバーはあまり上手とは言えないようだ……。阪口氏が、連続で敵をしたりと、少しでも反撃を試みるも、そのまま試合終了。阪口氏は、あえなく敗れてしまう。
しかし、はるばる日本から来た阪口氏は、ここで引き下がらず、「もう1戦!」と泣きの一回を申し込む。フランスナンバーワンを自称する人が、泣きの一回を申し込むというのもおかしな話だが、それはそれこれはこれ。相手チームも快く引き受け、再戦開始! しかし、結果は前の勝負と同じように、終始相手チームが優位に立ち、試合終了となるのだった。
完膚なきまでにやられてしまった阪口氏は、相手チームを賞賛し、日本から持ってきたという賞品を渡していく。“闘会議”で配られたイカマフラー、“ニコニコ超会議”で配られたリストバンドのほか、ゲーム内ブランドを再現したキャップ、トートバッグ、サイン入りの日本の宣伝POP、そして極めつけは、アートスタッフがみんなで寄せ書きをしたポスター。そのポスターの画像などは、下記のNintendo FranceのTwitterアカウントに写真がアップされているのだが、ポスターのいちばん下に描かれているのは、ゴーグルを外したタコゾネス!?
彼らに賞品を渡し、大盛り上がりの中、『スプラトゥーン』の大会は幕を閉じた……のだが、日本からやってきた阪口氏にサインをもらおうと、ファンが集中。ステージにたくさんのファンが集まり始め、すごい盛り上がりになっていた。
現状の『スプラトゥーン』の仕様では、ランダムマッチングのため、こういった大会は行えない。今回、トーナメントに使われていたのは、E3や闘会議、ニコニコ超会議などでも使われた試遊台だろう。試遊台は、ワカバシューターなど、すべて同じブキ、同じ衣装だが、チームを固定できるような特別仕様になっていた。しかし、2015年8月に予定されている大型アップデートが行われれば、フレンドになったユーザーどうしでチームを組むことができる。この機能を活かして、ぜひ日本でも『スプラトゥーン』大会を開いてほしいものだ。
また、『スプラトゥーン』のヨーロッパ向けFacebookでは、今回のJAPAN EXPOを記念したイラストも公開中。インクリングたちがエッフェル塔をインクで塗る、限定アートは必見だ(Facebookのページは→コチラ)。