【クアラルンプール時事】マレーシアのナジブ首相の個人口座に政府系投資開発会社から資金が流れた疑惑が浮上し、警察当局や中央銀行などで組織する特別チームは7日、関連する六つの銀行口座の凍結を命じたと発表した。銀行2行から書類も押収した。
問題となっている投資開発会社ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)は2009年の設立で、ナジブ首相も経営に関わっている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは3日、7億ドル(約860億円)近い資金がナジブ首相の口座に振り込まれたと報道。首相は「退陣させるための政治的妨害活動」と疑惑を否定している。