小学生に「除霊してあげる」などと言って連れ出したとして、広島県警呉署は7日、未成年者誘拐容疑で同県三原市大和町の作業員山本孝治容疑者(46)を再逮捕した。容疑を認めているという。

 同署は、同様の手口で女児を連れ去ろうとしたとして先月24日、同容疑者をわいせつ目的誘拐未遂容疑で逮捕していた。呉市内では他に類似事案が複数件あり、関連を調べている。

 逮捕容疑は昨年3月24日、同市の体育館敷地内で女児(11)ら3人に「霊がついている。除霊してあげる」などと声を掛け、約300メートル離れた路上まで連れ出した疑い。同容疑者は何もせず立ち去ったという。