3Dプリンタ用品の会社Formlabsが「Tough」(タフ)とよばれる新しい樹脂を出しました。まずはこの3Dプリントされた「ピタゴラ」ことゴールドバーグマシンの動画でそのタフさをご覧あれ。
さてこのTough樹脂、やはりプラスチックではあるのですが、名前の通りタフなものを作り出せるプラスチックなんです。Formlabsによれば、Tough樹脂でプリントされた物はABS樹脂と同じほどの強さと衝撃抵抗があるとされます。とはいっても、まだ3Dプリント製の車がブイブイ言わせる時代が来たわけではないようですが(ないこともないんですが)、鎖、レンチ、スパナなど実用的な物を作れるほどの強さは確かにあります。
Tough樹脂でプリントするには、Formlabsの感光性の樹脂とレーザー光線を使って彫刻する「Form 1+」というプリンターが必要となります。この技術によってプリントされた各層が化学的に結合され、繊維を埋め込まなくても強く作り上げることができるようになったそう。
3Dプリントの弱点のひとつとされていた強度がこれで得られたことで、3Dプリントの未来がどんどん広がっていきそうですね。
source: Makezine
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)