サンフランシスコのITバブル、さらに加速中!
サンフランシスコの住宅の値段の高騰が今、最高潮に達している模様です。が! この問題を取り除くスマートな解決策が持ち上がっています。サンフランシスコでも一番影響力のある地主であるサンフランシスコ・ジャイアンツの駐車場を住宅地にしちゃおう、というもの。
現在、ジャイアンツの球場であるAT&Tパークの南にあるベイフロントの土地は、試合中2,000台以上の車を収容できる駐車場なのです。サンフランシスコの新聞Chronicleによると、この28エーカー(約34,000坪)の大きな土地は、今度都市計画でミッション・ロックとよばれる新しい地域になり、1,500世帯の住宅、8エーカー(約11,000坪)の公園、そしてビールの醸造所を含む商業施設まで作っちゃうそう。加えて、3分の1は住宅高騰中のサンフランシスコなのに手の届くお買い得な住宅になるようです。
スタジアムの駐車場は、都市景観を破壊しているものの1つ。というのは、街の広大な土地を駐車場というアスファルトで占領しているのに、フットボールなんかの場合は年に数回試合のあるときにいっぱいになるだけなんですから。今回のミッション・ロックの場合は、2,000台ぶんは簡単に立体駐車場で収容できちゃうでしょう。でも待ってください、ここはサンフランシスコです。野球の試合には歩いて行けたり、自転車とか公共交通機関も使えちゃいます。そういう点を踏まえてサンフランシスコの街自体が、駐車しなきゃという固定概念をなくすのはとってもいいことですよね。
そして今、このプロジェクトは承認へ向けて11月に投票が行なわれます。お手ごろな住宅数の数を増やすのに加えて、最新の改定案では建物の高さは低めになり、そして住民に愛されるプロジェクトになるべく、地元密着型のお店ができるそうですよ。なにはともあれ、アスファルトの駐車場に変わるものであればなんでもいいのかも!
image by Steelblue/Perkins + Will via SF Chron
source: SF Chronicle
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(リョウコ)