中国とフランスが原発で協力強化=中国メディア | ニコニコニュース

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 中国メディアの新京報は3日、中国の李克強首相がフランスを訪問した際、中仏両国が原子力発電の分野で協力を強化することで一致したことを紹介し、中仏両国は第三国に向けた原発輸出で協力すると伝え、「原発というインフラを世界に輸出するうえで大きな一歩となった」と報じた。

 記事は、今やもっとも高い技術水準が求められる原子力発電設備も輸出の対象になったことを指摘し、「中国の輸出事業は大量輸入・大量輸出というかつてのモデルから、優れたものだけを輸入し、優れたものだけを輸出するというモデルに転換しようとしている」と論じた。

 さらに、フランスは世界でも原発技術がもっとも進んだ国の1つと認識されていると伝え、そのフランスと中国が原発分野で協力を行うことは「中国のインフラ製品の価値を大きく向上させるだけでなく、中国の原発を世界に輸出するうえで重要な1歩となる」と主張。また、中国の原発技術の向上にも寄与するはずだと期待を示した。

 続けて記事は、中国とフランスの原発分野における協力は「古い歴史がある」と伝え、中国初の大型商用原発である大亜湾原発はフランスのアレバ社の技術を基にしたものと紹介。

 さらに、中仏がこのほど原発分野での協力を強化することで一致した背景には「ともに世界市場へと進出するという壮大な目的があってのこと」と紹介し、すでに英国で取り組んでいるプロジェクトがあることを紹介した。(編集担当:村山健二)(写真は新京報の3日付報道の画面キャプチャ)