Q&AサイトのYahoo!知恵袋に、こんな相談が寄せられていました。相談者のcremebruleev_vさんには、誰が見ても美人で可愛い友達がいるそうです。
しかし、彼女は就活の面接で落とされています。美人なのになぜ? 相談者さんは不思議に思い、「美人な子は面接で落とされないという噂はウソですか?」と質問しています。
美人が有利なのは「同じスペックであることが条件」確かに「美人は就職でも得をする」という話は、あちこちで耳にします。しかし仕事はルックスだけでするものではないし、会社に余裕があれば「職場の華」や「お嫁さん候補」を置いておくこともできたかもしれませんが、時代は変わりました。
この質問に対しては、当然ながら「美人だからといって無条件で受かるわけではない」という回答が複数寄せられていました。
「美人・可愛いからといって無条件で就職試験に受かるわけではありません。新卒なら学業成績がまともであるとか、最低限の礼儀作法がなっているかというところが見られるでしょうね」(si728664さん)
「(美人が有利なのは)あくまでも2人が同じスペックであることが条件。いくら顔がよくても、その隣に見た目が普通で使えそうな人材がいれば、迷わずそちらが採用されると思いますよ」(syp_ymtさん)
今は性別に関係なく実力が求められる時代。ただ美人なだけでは厳しい就職戦線を勝ち抜くことは難しいようです。
職場の状況次第では「有利」にも「不利」にもなるその一方で、やはり「美人」が大きく評価されることもあると言う回答者さんもいました。
「業界、職種の雰囲気による。美人が活かせそうな受付、美容職、営業などは相手の食いつきが良くほぼ顔パスで受かります」(papipu_pu3さん)
要するに、相談者のお友達は受ける会社を間違えていたのかもしれません。美人が活かせない職場を志望しても、落とされるのは当然です。
しかしそれとは逆に、美人であることが就職で不利になるケースもあるようです。回答者のnandemokiitene119さんによると、「求められているポジションの人間関係のバランス」が崩れるような採用はしないそうです。
「男子行員達が落ち着かなくなる」と見送られた例も「例えば、男性10名、女性1名(30代後半)の職場で、今までその女性がチヤホヤされていたところに、その美人さんが入ったら…どうなるかわかりますよね?そういう無用な人間関係トラブルは避けたいのが本音です」
実際、こんな話があります。1950年に開かれたミスコンで、700人近い応募者の中から満場一致でミス日本に選ばれた女優の山本富士子さんは、日本銀行の就職試験で不採用になったそうです。
当時を知る日銀関係者は後日、雑誌のインタビューでその理由をこう語ったそうです。
「適性など能力には全く問題がなかった。ただあの美貌ゆえ、男子行員達が落ち着かなくなるのではと心配されて採用が見送られた」(Wikipediaより)
美人で得をするどころか、能力があったにもかかわらず採用が見送られた――。実は「美人過ぎる」のも考えものなのかもしれません。(ライター:Makiko.N)
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