「韓国の現状を見て下さい!」・・・大韓航空と新羅ホテルが「中国人招待旅行」計画へ=韓国華字メディア | ニコニコニュース

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 韓国メディア亜洲経済の中国語版は6日、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスの感染拡大によって大きな打撃を受けた旅行業の振興策として、韓国の航空会社である大韓航空が中国の旅行会社の責任者や旅行客など300人を韓国に招待する計画だと伝えた。

 記事は、同招待旅行は大韓航空と新羅ホテルによる主催で、韓国観光公社のほか仁川国際空港公社、ソウル市が協賛する計画だと紹介。さらに、招待客300人のうち200人は13日から15日にかけてソウル市内の観光地や免税店を訪問するとしたほか、残る100人はソウル市と済州島などを個人旅行として訪問する計画だと報じた。

 そのほか、大韓航空は東南アジアや日本などに対しても、旅行関係者を対象に韓国の現状を視察してもらうツアーを催行する計画だと報じた。さらに、大韓航空の関係者が「韓国の旅行産業を正常化させるべく、外国人旅行客の誘致に全力を尽くす」と述べたことを紹介した。

 大韓航空および新羅ホテルが中国人300人を対象とした招待旅行を行うことに対し、中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)では、「絶対行かないし、行くべきではない!」などと、まるで拒絶反応のようなコメントが多く寄せられている。

 一部を紹介すると、「中国には“わずかな利益のために大損する”ことを戒める言葉があるが、今回の招待旅行はまさにその通りだ」、「行くはずがないだろう。万が一、MERSに感染したらどうするんだ?」、「韓国はMERSを永遠に拡散し続けたいのか?まずは終息させるのが先だろ!」など、大量に寄せられたコメントのほとんどが「行きたくない」といった意見で、中国人ネットユーザーの大半が今なおMERSに対して警戒している様子が見て取れた。(編集担当:村山健二)(写真は亜洲経済の中国語版が6日付に報道した画面のキャプチャ)